私はアメリカ人出身のダーリンと国際結婚をして、現在は日本で暮らしています。
今回は国際結婚をした場合に、トラブルになることが多い「結婚式」についてお伝えしていきます。
国際結婚の場合、結婚式をしないカップルも多いそうですが、やはり一生に一回の思い出という事で、私たちは結婚式を行うことにしました。
ですが「国際結婚カップルの結婚式はトラブルの元」となります。
そこで今回は、実際にどんなトラブルが起こるのか、ご紹介していきます。
日本の結婚式?アメリカの結婚式?
一番初めに起こるトラブルは「結婚式をどちらの国でするか?」です。
さらに、各国々で結婚式の文化が異なるので「どちらの国の文化に寄せた結婚式を行うか?」も重要なポイントとなることでしょう。
私たちは結婚式に対する「お互いの国の文化の違い」により、大きなトラブルとなりました。
結婚式の文化の違い
昨今は日本も様々な結婚式のスタイルがあるので、昔よりは自分たちの好きなスタイルの「挙式や披露宴」ができるようになったと思います。
海外で新郎・新婦や親族だけで挙式を行い、その後、日本で披露宴 or 1.5次会を行うスタイルも一般的になってきています。
私たちの場合は、海外挙式をしてから、お互いの国で披露宴(1.5次会)でいいんじゃない?
お互いの国でパーティーはしたいよネ!
当初はこのように考えていましたが、海外挙式と両国でのパーティーをするとなると、莫大な費用が必要となります。
日本は新郎側が結婚式の費用を支払う?
昔の日本人的な感覚でゆうと「新郎側が結婚式の費用を払う。(もしくは多めに払う)」という風習があると思います。
近年では新郎・新婦が折半をしたり、後払いができる代理店で予約したり、結婚式の費用に対する考え方も多様化してきています。
全てを新郎側が払うものではないと理解しています!
ですが、なんと「アメリカの場合は日本と逆」の考え方なのです。
アメリカは新婦側が結婚式の費用を支払う?
アメリカでは「新婦側が結婚式の費用を全て払うのが一般的」だそうです。
「結婚式は新婦のための日」という考え方があるようで、結婚式の費用を新婦側が負担することが当たり前なんだそう。
少なくても、彼の周りのカップルはそうだったみたい。
結婚式の前日に「リハーサルディナー」という、前夜祭のようなパーティーを行うのですが、こちらは新郎側が負担するのが一般的です。
でもリハーサルディナーの方が断然安く済みます!
そして、アメリカにはご祝儀という文化がありません。
結婚式に招待されたゲストは、一切お金を払う必要がありません。
すなわち結婚式のパーティー費用は全額実費となります。
ご祝儀のお金の代わりに、新郎・新婦が欲しいものをリストアップして、ゲストがそのリストの中からプレゼントしたいものを選んで、新郎・新婦にプレゼントをする。
このプレゼントがご祝儀の代わりになるそうです。
誰かが買った物はリストから消えて、まだリストに残っているものを他の誰かが選んで、プレゼントしていくそうです。
安い物から先にリストから消えていかないのかな?
そして、このアメリカの結婚式ルールを貫こうとするダーリン。
りりちゃんは結婚式のお金出してネ。
ボクはリハーサルディナーのお金を出すヨ!(ドヤ)
お互いの国の常識の違い
アメリカの結婚式ルール
アメリカの結婚式ルールを適用しようと譲らないダーリン。
私は日本人だし、私たち今は日本に住んでいるんだけどな…
そんなにアメリカの結婚式ルールをゴリ押しされたら、私だって日本の昔ながらのしきたりを主張したいです!
・両家の顔合わせのためアメリカからご両親が来日
・結婚式の費用は新郎が負担
日本のルールはこれだよ!
幸い私の両親はこんなこと気にするタイプではないので、挨拶など対した問題ではありませんでしたが、これが日本の常識だと教えました。
(私が思う日本の結婚の常識なので、間違っていたらごめんなさい。)
結婚式の費用
ダーリンは当時、貯金をあまりしておらず、アメリカ特有の高額な大学のローン返済中でした。
それなので、結婚式の費用を賄えるほど、資金の余裕がありませんでした。
アメリカでは新婦側の両親が費用を出すものなので、新郎側のダーリンの両親が結婚式費用を出す訳もなく…。
新婦側の私が結婚式の費用を払わないといけないような雰囲気になっていました。
しかしながら、私も結婚式を全て負担できるような貯金はありません。
さらに私の家族は「成人すると金銭的に独立」と、お金には厳しい考えなので、もちろん結婚式費用を全額負担してくれる訳もなく…。
そこで私はある提案をダーリンにしました。
日本で結婚式をするとご祝儀があるから、それで賄えばいいんじゃない?
(私は海外ウェディングがいいんだけど。)
アメリカ人を日本の結婚式へ招待
僕たちのお祝いなのにゲストからお金をもらうのは、おかしいと思うヨ。
確かにおっしゃる通り。
私もできれば、友人から高額なご祝儀を貰ってまで結婚式をしたくない。
家族・友人は日本語が喋れないから、日本での結婚式は楽しくない。
私の家族・友人のほとんどは英語喋れませんけどね。
日本とアメリカの中間地点
それなら日本(関西)とアメリカ(南部)の中間地点の「ハワイ」で良くない?
それ、グッドアイディアだネ!
私はビーチウェディングが夢だったし、ハワイに行ってみたかったし。
それにハワイなら日本人も、アメリカ人もみんな喜ぶんじゃないかな?
この提案…
大正解!!
私とダーリンの家族や友人、みんな大喜びで「結婚式に参加したい!」と、言ってくれました。
海外ウェディングなら「ハワイ」
ハワイで結婚式
ハワイで結婚式をしようと決めてからは、お互い5万円ずつ出し合い「毎月10万円」を貯金することをにしました。
さらに私たちの結婚式は、パーティーにかかる費用は全て私たちが負担にすることに決めました。
日本スタイルのご祝儀も、アメリカスタイルのプレゼントも、一切頂きません。
その代わり、ハワイへの航空券・ホテル代・滞在費などは全てゲストに負担して頂きます。
ハワイ旅行のついでに、私たちの結婚式に来てくれたら嬉しいな!
というスタンスで、家族や仲の良い友人などに声をかけることにしました。
わざわざ実費でハワイまで来てくれるのカナ?
と思っていましたが、さすが大人気のリゾート地。
たくさんの方々が「ハワイだったら実費でも行きたい!」と言ってくれ、予想以上の人数となりました。
ダーリンサイドが約60人のゲスト。
私サイドが約30人のゲスト。
ハワイウェディング
ハワイで結婚式をしようと決めてから、会場やケータリング、ドリンク、会場の装飾や生花などを調べたり、実際に問い合わせをしてみて衝撃の事実が発覚しました。
ハワイ挙式って、めちゃくちゃ高い…
挙式・披露宴だけで300~400万円ほどの費用が必要でした。
その他雑費や、私のウェディングドレスやダーリンのスーツ、航空券・滞在費など考えると500万円は必要になってきます。
両家の両親からは援助なく結婚式をすることにしたので、私たちにそんな大金があるわけもなく…
ハワイでの結婚式は金銭的な問題で、断念せざる負えなくなりました。
ハワイがダメでも夢だった「ビーチウエディング」をやっぱりしたい!
そして、私たちは次のプランを思いつくのでした。
私が留学をしていて、旅行にも何度となく訪れている大好きな場所です。
フィリピンのセブ島で結婚式をすればいいんジャナイ?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
・結婚式をどこの国でするか
・どちらの国のルールを適用するか
・費用はどうするのか
・ゲストは来てくれるのか
日本とアメリカでは結婚式について「文化の違い」が多すぎて、戸惑うことばかりでした。
ですが、お互いの国のルールを尊重しつつ「私たちのルール」で結婚式をすることに決めました。
記事が国際結婚をしたカップルや、海外挙式で迷っている方の参考になれれば幸いです。
次回は「セブ島ウェディング」についてお伝えしていきます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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