こんにちは、ririです!
アメリカ人の夫と付き合ってからというもの、日々驚きの連続でしたが、それと同時に彼のアメリカ的な考え方で好きなところがあります。
それは謙遜をしないところです。
謙遜(けんそん)…自分の能力・価値などを低く評価すること。控えめに振る舞うこと。
出典:大辞林
具体的どういうことか解説していきたいと思います。
褒められたら遜(へりくだ)る
幼い時に、このようなことはありませんでしたか?
【例】
りりちゃんって、リーダーシップがあって、周りの子たちをまとめるのが上手だよね。まだ、小学生なのに本当にすごいと思うわ!
と他人に褒めてもらった時に、その場に一緒にいた両親はどう答えましたか?
【例】
そんなことないですよ!りりはワガママなので、お友達をまとめるだなんて。
そんなに器用な子じゃないですよ~。
私の両親はこのような内容を答えていました。
わが子を褒めてもらって内心は嬉しいのですが、謙遜した結果、わが子を否定するような答えになっています。
実際にわが子を否定している訳ではありませんが、遜った答えがこうなるのです。
でも、私の母がこんな回答をしていたらどうなっていたでしょうか?
【例】
そうなんです!うちの子、リーダーに向いているの。
本当にお友達をまとめるのが上手で、将来はリーダーシップを発揮できることをすると思うわ。
【例】
(りりちゃんのお母さんって、なんだか自信家でやりづらいわね…。)
という風に思われるのではないでしょうか?
これは幼いころに限ったことではなく、友人や会社など、他人から褒めてもらった時も同様に、遜った内容を答える場面が多いと思います。
アメリカに謙遜はない?
ある日、ダーリンが私のことを褒めてくれた時に、私は遜った内容で返答をしました。
するとこんなことを言われました。
ボクがりりちゃんのことを褒めたのに、どうしてりりちゃんがボクの意見を否定するの?
確かに…。そうだよね!
私は謙遜したつもりで遜って答えましたが、これはアメリカ人の夫からすると失礼に感じたようでした。
ダーリンが私を褒めた=私を肯定
私が遜る=ダーリンを否定
このように私が自分自身を遜った結果、夫のことを否定しているようになってしまいました。
アメリカで褒められた場合
では、アメリカで褒められた場合はどうしているのでしょうか?
【例】
ボクの子供を褒めてくれてありがとう!とっても嬉しいヨ!
キミの子供も、勉強熱心で優しい性格を持っている素敵な子だよネ!
なるほどなぁ~。
遜るのではなく、褒めてくれてありがとうという気持ちを伝えます。
さらに褒めてくれた相手にも、気持ち良くなってもらえる言葉を投げかけると、お互いが良い気分になれる!
みんながハッピーになれる、こうゆう感じ大好き!
謙遜≠謙虚
日本では「謙遜」と「謙虚」が同じポジションのように感じます。
ですが、謙遜=謙虚ではないということです。
謙虚(けんきょ)…ひかえめでつつましやかなさま。
自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま。
出典:大辞林
私はダーリンに謙遜は良くないと教えてもらってから、日本社会でも謙遜しないようになりました。
でもそうすると、上から目線の人になってしまいがちなので、謙虚な返答を心掛けるようにしています。
褒めてくれてありがとうございます!これからも頑張ります!
日本の場合は謙虚な態度で返答すると、お互いの気分が良くなると思います。
褒められた時にそのことを受け入れて「褒めてくれてありがとう!」の気持ちを伝えてみて下さい。
そうすることで、お互いが幸福感を得ることができます。
私たち夫婦も必ず行っていますが、お互い幸せな気持ちを得ることができます。
たまにダーリンは褒めるところ間違って、私に怒られることがありますが。(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本で住んでいると当たり前にする「謙遜」は、アメリカ人にとっては否定と感じてしまい、相手に失礼になってしまうということ。
他人から自分自身や家族を褒めてもらった時は、謙虚な態度で臨んでみてはいかがでしょうか?
お互いが幸せな気持ちになることができますよ。
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