私はアメリカ人と国際結婚をしているアラサーです。
前回の記事では、私たちがお付き合いするまでの出来事について書いています。
こちらもぜひご覧ください!
3回のデートを経てお付き合いをスタートさせた私たち。
始めはお互い探り探りな状況でのお付き合いでしたが、気が付けばダーリンと同棲をしていました。
今回は、そんな私たち国際結婚カップルが経験した「お付き合い~同棲までの期間」を、お伝えします。
付き合って1~5ヵ月
お付き合いを始めてからは、2人とも仕事が休みの週末にデートを重ねました。
平日はメッセージのやり取りとたまに電話、どうしても会いたくなった時は、仕事終わりに夕食を食べに行くという感じでした。
始めのうちはメッセージも会話も英語でやり取りをしていたのですが、徐々に会話が日本語へ変わっていきます。
ダーリンは来日前から3年ほど大学の第二言語をして日本語の勉強をしていました。
さらに日本へ来てからは、日本人とルームシェアをしていたので、日常会話レベルであれば問題なく日本語を話せていました。
私の英語力とダーリンの日本語力であれば、ダーリンの日本語力の方が絶対的に上手だったので、自然とそうなっていきました。
メッセージは相変わらず英語でやり取りをしていたのですが、私が間違った文法を使うとその都度、ダーリンから指摘されて会話にならず、先生と生徒のような関係性になってしまいました。
指摘してもらえるのは嬉しいのですが、私は英語の先生が欲しかったから彼と付き合ったわけではありません。
徐々に私の中でフラストレーションが溜まっていき、ダーリンに英語の誤りを直されることが嫌で連絡を取るのが億劫になっていきます。
仕事終わりで疲れているのにも関わらず、頑張って考えた英語のメッセージ。
その頑張って作った英語の文章をいちいち直されることに不満が溜まっている。
と、ある日ダーリンに伝えました。
ケンカに発展することはありませんでしたが、彼は私のために良かれと思って指摘していてくれたので少し気まずい感じに…
メッセージの度に指摘されるのはやはり疲れるので「私が変すぎる英語を使ってしまい、どうしても意味が分からない時だけ英語を教えてもらう」というルールにしました。
そしてダーリンも、たまに変な日本語を使うので、そういう時は私も指摘してあげて、お互いの語学力向上のために協力し合うことで解決しました。
付き合って6~9ヵ月
言葉の壁以外には特にケンカもなく、付き合って半年が経った頃、初めて2人で台湾へ旅行をすることになりました。
ですが、この旅行でケンカが勃発します…。
行きたい場所やレストラン、ショップなどをある程度リサーチしてから行きたい私と、何をするにも行き当たりばったりでいいと思っているダーリン。
さらに徒歩30分~1時間ほどの距離だと、公共交通機関で行ける場所だったとしても、徒歩で行こうとするダーリン。
下調べをろくにせずに、ほとんど行き当たりばったりな状態で、長時間歩かされてイライラする私。
もう1時間以上歩いてるのに、まだ着かないの?
あと10分くらいだと思う~
テク、テク、テク…
10分後。
まだ?場所ちゃんと調べてきた?
ちょっと迷っちゃったかナ~
あんまり場所は調べてないけど、地図アプリがあるからたぶんOK!
分からないなら誰かに聞こうよ!
ダイジョウブ!ダイジョウブ!
迷ってる時間がもったいない!
私が誰かに聞いてくるから、ちょっと待ってて!
え~でも、もうすぐだと思うから聞かなくてイイヨ!
せっかちな大阪人の私は、時間を無駄にすることが何よりも大嫌いで、迷いながら歩くという無駄に過ぎ去っていく時間に苛立ちが募っていきます。
それから20分ほど経ってやっと目的地に到着したものの、すでに長時間歩かされて、そこから観光スタートだったので、お昼を過ぎたころにはもうヘトヘトです。
休憩がてらお昼ごはんを食べることにしました。
せっかく台湾に来たのだから、台湾名物を食べたかった私ですが、ダーリンはケンタッキーやマクドナルドなどのファストフードを食べたいと言い出します。
全然かみ合わない所に徐々に不機嫌になって行く私。
もうなんでもいいよ!
ダーリンが好きなもの食べたらいいよ!
りりちゃん怒ってるの?
なんで?
なんで怒ってるか分からないの?
ウン。
全然分からない!
・見知らぬ土地なのに下調べをしない所
・分からないことを人に聞くことができない所
・台湾まで来てファストフードを食べたいと思う価値観
・私が疲れているのを全く察知してくれない空気の読めなさ
このように自分の気持ちを前面に押し出すマイペース過ぎるところが嫌だと伝えました。
「俺がリードしてあげるぜ!」くらいの包容力と、もう少し私のことを考えたプランを考えていてほしかったのです。
この台湾旅行は今となっては笑い話ですが、当時は「本当に私この人と付き合っていていいのかな?」と不安に思い、彼に対して少し残念な気持ちを抱いてしまった旅でした。
旅行後は日常に戻り、いつも通り仲良くやっていたのですが「俺がリードしてあげるぜ!」という包容力を彼は持ち合わせていなかったようで、何かある度に「お願いだから、もう少ししっかりして欲しい!」と訴え続けました。(笑)
付き合って半年ほどは、ちょっとだけ嫌だな。と思うことをスルーしていましたが、深い付き合いになるにつれ、だんだんと少し嫌だな。と思っていたことが、とてつもなく嫌なことに変わっていきました。
ですが、この台湾旅行をきっかけに嫌だと思ったことをはっきりと伝え、話し合いをしてお互いの理解を深めるようになりました。
付き合って10~12ヵ月
お付き合い始めて10ヵ月ほどが経ったころ、ダーリンは兄弟の結婚式のためにアメリカへ帰国します。
ね~。
りりちゃんも一緒に僕の地元に行かない?
え?行きたいけど、1週間以上も仕事休めないよ…
そっか~。残念…
僕が今度、アメリカに帰るときは絶対に一緒に行こうね!
この時くらいから、将来のことを少しだけ真剣に考えられる関係性になっていきました。
彼がアメリカから戻ってきてからも、相変わらず2人で仲良く過ごしていました。
私は、家庭の事情で2年ほど実家に住んでいました。
そろそろ実家も大丈夫になってきていたので、私はひとり暮らしをしようと物件を探していました。
当時ダーリンは日本人のルームメイトと住んでいましたが「私がひとり暮らしを始める」と、伝えると
それだったらボクと一緒に住まない?
と提案してくれました。
それから私たちは、2人で住める物件を探し始めました。
物件を探し出し1ヵ月ほど経った時、お互いが納得できる条件のマンションを見つけることができ、同棲をスタートする事になりました。
同棲開始は、ちょうど付き合って1年になるタイミングでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アメリカ人のダーリンとお付き合いを開始し、さぞかしロマンチックな出来事ばかりが起こると思っていましたが、実際は小競り合いのケンカばかりでした。(笑)
ドラマや映画で繰り広げられる恋愛をイメージしていたので、理想と現実がかけ離れていました。
日本の恋愛ドラマと実際の恋愛もかけ離れているけどさ。
期待しちゃうじゃん?
日本人同士のカップルでも価値観の違いなどでケンカになるのに、日本人の私とアメリカ人のダーリンがすぐに、お互いを分かり合えないのは当然の結果でした。
ですが、気になった事は言葉で伝え解決していき、同棲をするまでの関係性を築けました。
空気を読み取る事も大切ですが「はっきりと自分の思っている事を、相手に伝える事も大切なんだ。」と、思いようになった1年間でした。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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