私は絶賛【歯列矯正中】のアラサー女子です。
矯正を始めるには「年齢的に少し、遅かったな?」と、思ってはいるものの、30歳になる少し前に歯列矯正を開始しました。
周りからは「その歳で、今更しなくてもいいんじゃない?」と言われることもありますが、私は迷うことなくアラサー矯正です!
ご存知でしたか?
誰がおばさんやねんっ!
大阪人なので思わず、ツッコみたくなります。
八重歯はチャームポイント?
幼いころから歯並びが悪かった私ですが、学生時代は八重歯がかわいいと評判でした。
どちらかというと、私が学生だった頃は八重歯は可愛い条件のひとつだったように思います。
それなので、コンプレックスを抱くことは1ミリもなく、18歳くらいまで「可愛い」と評判の八重歯を見せつけて過ごしていました。
ですが、私が海外に興味を抱き始めた頃、海外によく行く友人から「海外の歯並び事情」を聞いて、私の意識は180度変わりました。
現在、私はアメリカ人と国際結婚していて、アメリカ移住をする予定なので、私にとって更に気になるトピックスです。
航空会社の国際便でCAとして働いていた日本人の女性が、ビジネスクラスに搭乗していた日本人ではない男性にサービスをしていた時に、その外国人の乗客から
高いお金を払ってるのに、デビルに接客されるなんて。
違うスタッフに変わってくれる?
と彼女に対して面と向かって言ったそうです。
今まで可愛いと言われていた八重歯は、外国では悪魔のようと言われてしまうことに私は驚きを隠せませんでした。
その話を教えてくれた友人は、18歳の頃から何度か海外で暮らしていたのですが、日本にいる時は自分自身の歯並びの悪さを気にもしていませんでした。
ですが、海外での歯並び事情を目の当たりにした彼女は、日本へ帰国してからすぐに歯列矯正を開始しました。
今では、日本でも歯の矯正をしている人が増えてきましたが、10年以上も前の当時、まだ日本ではあまりポピュラーではなかった為、周りの人たちが歯列矯正に対して理解がなく、心ないことを言われた事もあったそうです。
それでも彼女はめげずに、2年ほどかけて矯正を終了させました。
歯列矯正は勇気とお金が必要
彼女のように2年ほど我慢すれば、きれいな歯並びを手に入れられる事に興味が湧きました。
ですが、かなり高額な料金と、当時20代になったばかりの遊びたい盛りの私には歯に器具が付くということが、なんとも耐え難い恥ずかしい事のように思えました。
当時どうしてそんな風に思ったんでしょうか…。
歯列矯正をしていることは、全然恥ずかしいことではありません!
そんな思いを秘めたまま20代半ばになり、いつものように友人と遊んでいた時に、ふと撮られた私の横顔の写真に衝撃を受けました。
私の前歯、めっちゃ出っ歯になってるッッッ!
昔は私の前歯はそれなりに揃っていて、ただ八重歯が気になる程度だったのですが、上の前歯2本が明らかに出っ歯になっていたのです。
これはまずい…。
そろそろ本格的に歯列矯正をしなくてはいけない…。
「歯列矯正」をすぐさま開始したい気持ちでしたが、その時の私は「セブ留学」を控えていたので、とりあえず帰国後に開始しようと思い何も行動を起こしませんでした。
セブ島の歯列矯正事情
私の前歯が出っ歯になっている事実に気づいてから、数か月後にセブ島へ留学へ行きました。
セブ島に着いて1週間を過ごすうちに、私の歯並びのコンプレックスはさらに強いものへと変わります。
フィリピンの人たちみんな、歯並びを気にしてる。
おばさんの先生ですら、歯列矯正をしている。
私、歯並び悪すぎて恥ずかしい…
実はフィリピンの富裕層の間では歯列矯正が流行っていて、矯正をしていることが一種のステータスのようでした。
そして矯正が終わっても、ファッション?として、そのままブラケットを付けて人もちらほら。
私がセブ留学に行ったのは5年以上前ですが、おばさん先生はいまだに器具付けています。(笑)
フィリピン人にとって歯列矯正器具の「ブラケット」は、ファッションの一部で、お金があるというステータス!
はじめてのカウンセリング
フィリピンから帰国して歯列矯正のカウンセリングへ行こうと思ってたのですが、帰国後すぐに新たな仕事を始めた為、時間的になかなか通いづらい状況になってしまいました…。
数年後、転職を機に時間に余裕ができたので、やっと歯列矯正のカウンセリングのへ行くことにしました。
カウンセリングではレントゲンを撮り、レントゲンを元に歯の生え方や虫歯などのチェックをしました。
そして、私を担当する先生にクールに言われたひとこと。
あなた、かなり出っ歯ですね!
出っ歯だなんて…
直接的すぎる。
私自身、出っ歯だなと勘づいてましたが、先生に言われるとかなり刺さります。(笑)
私は歯のサイズが大きく、それなのに顎が小さく、さらに歳を重ねるうちに親知らずも生えてきていたので、歯が私の顎に入りきらず、歯の居場所がなくなった結果、歯並びが悪くなっていました。
カウンセリングで先生に伝えられたことは、
カウンセリングが終わり、上記を踏まえて
ゆっくりと歯列矯正について考えてみて下さい。
と先生に言われましたが、私は始めから何が何でも歯列矯正をするつもりだったので、その場ですぐに契約しました。
やったー!もうすぐ矯正できる!
と喜んでいたのもつかの間、私には「虫歯」や「歯茎に汚れ」がある事が発覚しました。
歯医者は定期的に通うべき
私は虫歯ができにくいタイプだった事もあり、歯医者に行くのは小学生ぶりくらいだったのです。
なんと15年以上は歯医者に行ってなかった私。
当然のように虫歯などのトラブルがたくさんありました。
私は歯列矯正を開始する前に、とにかく歯の治療をしなければなりませんでした。
親知らずも4本しっかり生えていましたが、歯列矯正の場合は親知らずは関係ないので「そのままで大丈夫」と歯列矯正の先生には言われましたが、まさかの親知らずにも虫歯が見つかりました。
わざわざ親知らずの虫歯治療をするなら、親知らずを抜いたほうがいいですよ?
セカンドオピニオンの先生に言われて、親知らずは必要のない歯だということで、4本抜歯することにしました。
さすがに4本同時には抜けないので、1か月に1本ずつ親知らずを抜歯していきました。
親知らずの抜歯後に「虫歯の治療」と「歯茎の掃除」なども必要だった為、歯列矯正を開始する準備に6ヵ月もの期間を費やしてしまいました。
歯列矯正スタート
待ちに待った歯列矯正の開始は、口内のトラブルを全て解決する必要があったので、はじめてカウンセリングをした日から10ヵ月後でした。
はじめてブラケット(矯正器具)を装着した日は、嬉しくて何度も鏡を見ていました。
ついにブラケットが付いた!
嬉しいな~♪
ですが、喜んでいたのもつかの間、痛い・慣れない・ご飯が食べづらい。
そして上顎の内側に着いている器具が邪魔してうまくしゃべれない。
痛みはそれほど長い期間続かなったので、まだ良かったのですが、しゃべることが困難になりました。
矯正を開始するまで、全く知らなかったのですが、表からの矯正の場合でも、上顎の内側(舌の上側)にも器具を装着するのです。
その影響で話すときに舌に器具が当たり、舌の可動域が今までと違うようになったので、しゃべることができなくなりました。
私の場合、特に複雑な形の器具だったようなので、全ての方がそうなる訳ではないですよ。
矯正をはじめて辛かったこと
歯列矯正前であれば喋れていたことが全く話せなくなり「さ行」「た行」「ら行」など、発音が難しい言葉は違う言葉に変換して話したり、伝わらない時は筆談をしていました。
私の場合、頻繁に話をするような職業ではない為、どうにかなりましたが会社の人と話すときは私の滑舌の悪さにみんな困惑していました。
しゃるばー
え??
しゃるばー
??(笑)
シルバー!!!!
紙に書いてやっと伝わりました。
私はてっきりブラケット装着後は、歯を締め付ける痛みで苦労をするのかと思っていましたが、まさか話をすることが難しくなって、これほどまで苦労するとは思ってもみませんでした。
1ヵ月ほどで話すことには慣れてきましたが、しっかり発音できるようになるまでは3ヵ月ほどかかりました。
矯正をはじめてもうすぐ1年が経ちますが、正直なところ今でもまだ少し喋りづらいです。
そして、歯磨き問題も発生します。
歯磨きも以前よりも時間をかけて、丁寧に磨く必要がある為、時間がかかる…。
食事が終わると毎回すぐに歯磨きタイムです。
食べ物がブラケットに詰まってしまうので、見た目的にも汚いのです。
サラダを食べて、レタスなどがブラケットに挟まり、口元がグリーンになっていた事もありました。
恥ずかしい…。
歯列矯正を始めてから外出をする時は「歯ブラシ」が「お財布」と「携帯」と同じレベルで必須なアイテムとなりました。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今このブログを読んでいる方で、もし歯列矯正を考えている方は、カウンセリングへ行くよりも先に、虫歯の治療と歯のクリーニングを完璧にしておいた方が賢明です。
口内トラブルがあれば、私のように開始する時期がかなり先になってしまいます。
きれいで健康な歯だと思い立った時、すぐに「歯列矯正」をスタートすることができますよ!
話しをする仕事の方は、歯医者さんで話しづらくなるような器具が装着されるかを必ず確認をしてみて下さい。
私のように複雑な形の器具を装着する場合は、しゃべることに慣れるまで、数ヵ月かかってしまうかもしれません。
歯列矯正は「時間」も「お金」も「痛み」も伴いますが、コンプレックスがなくなる魔法のような治療だと思います。
「歯列矯正は整形とも考えられる」と、言われているほどに口元が変化します。
私も知人から「痩せた?」とよく聞かれるようになりました。
(実際は全く痩せていませんが。)
「歯列矯正」をする事を悩んでいらっしゃる方は、私と一緒に頑張りましょう!
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