アメリカ出身の夫と私の出会いは3年半ほど前でした。
英語が全く話せなかった私ですが20代半ばで4週間セブ島へ語学留学後、少しだけ英語を話せるようになり、日本へ帰ってきてから、さらに英語の勉強をしたいと思っていたころでした。
夫と出会うまでの私
10代から20代前半の頃、付き合っていた日本人の彼氏がいて、結婚まで考えていたのですが（たぶん私が思っていただけ）就職を期に遠距離恋愛になり、あっさり破局しました。
その後、2人の日本人男性とお付き合いするものの将来を考えるほどの付き合いには発展しませんでした。
そんな中、以前から興味があったセブ留学へ行きます。
セブ留学を終えて日本へ帰って来てからも、英語をもっと話したいという気持ちは消えずに、外国人が多いバーやクラブへと毎週末のように通い出します。
とにかく英語を話したい！という気持ちでしたが、あわよくば外国人と付き合いたいと思っていたのも事実です…（笑）
夫との出会い
デーティングアプリを知る
ある日、留学経験があり英語が話せる友人と飲みに行きました。
どうしたら、もっと英語を話せるようになるかな？
彼氏を作るのがいちばん早く英語を話せるようになる方法だよ！
と彼女の実体験をふまえての色々なアドバイスをもらいました。
当時、バーやクラブでの真剣な出会いをあまり期待していなかった私は、いい人と出会う方法が分からずにいました。
その直後、オーストラリアへワーホリに行っていた友人が、一時帰国したので会うことになり「出会い」について話していると
オーストラリアではデーティングアプリが流行っているよ！
日本でも使えるアプリも多いし、外国人が多いよ～
と教えてもらい、その友人に教えてもらって何個かのデーティングアプリをダウンロードし、さっそくその日からデーティングアプリを利用し始めました。
はじめは「どうせ出会い系サイトでしょ？怪しい！怖い！」と少し見下していましたが、マッチングしては英語でのメッセージを繰り返しているうちに、英語でのライティング能力がグッと伸びて行きました。
実際に利用してみるとデーティングアプリを使用するとポップな感じで、さらに英語の勉強にもなるし、だんだん楽しくなっていきました。（笑）
Tinder
それから数か月後「Tinder（ティンダー）」というアプリで彼とマッチングをします。
いつものように始めは、
やったー！英語の勉強できる。ラッキー！
くらいにしか思っていなくて、数日に1回メッセージのやり取りをするだけでした。
その後、メッセージのやり取りは週1回になり、2～3週間に1回になり、月1回になり…
私の中で夫の印象も薄くなり始めていたころ突然連絡が来ました。
最近、忙しくて返事ができなくてごめんね！今度ご飯でも行きましょう。
この人、全然連絡して来ないのに、急になに？いい感じだった子と、上手くいかなかったのかな？
と思いつつ「機会があればご飯いきましょうね～」と、適当に返事をしていました。
その後も、
いつが空いてるの？
とグイグイ来るので、とりあえず合う日を決めました。
特に期待もせず約束の日に近づいてきたころ、またメッセージが来ました。
どうせキャンセルして欲しいとか、下心ある内容でしょ～。
（何度か経験済み。笑）と思いメッセージを開くと
約束の日は本当に予定は大丈夫？
レストランを予約したから、もし都合が悪くなっていたらキャンセルしないといけないから早めに教えてね。
はじめてのデートだから僕はおしゃれしていくよ！
思ったよりキチンとしている人だな～。
デーティングアプリのイメージ
今までデーティングアプリで知り合った何人かと会ったことがあるのですが、
・なにがなんでも自分の住んでいる場所の最寄り駅に来さそうとする人
・観光で日本に来た外国人の案内をさせられたこと
・待ち合わせの数時間前にドタキャンされたこと
など、実際に会った人に対していい思いをしたことはありませんでした…（笑）
そんな人ばかりだった中、彼はおしゃれなレストランを私のために予約してくれたのです。
これは絶対に行くしかありません。
初めてのデート
彼に会うことが楽しみな反面、
ヘンな人だったら嫌だな～。
と思いつつ、当日待ち合わせの場所へ向かいました。
会ってみると写真で見るよりも強面な感じだし、早口で英語をペラペラペラ～て話すし、戸惑いを隠せませんでした。
緊張しつつも私たちはレストランで食事を始めました。
食事中はずっと英語での会話でしたがお酒の力もあり、時間が経つにつれ話が弾みとても楽しくなってきました。
彼もそう思ってくれていたみたいで、レストランでの食事後にもう1件飲みに行こうということになり、彼がよく行くという「シーシャ（水たばこ）」が吸えるバーに連れて行ってもらいました。
なんかこの人といるのすごく楽しいな〜
3時間くらい一緒にいてても、会話が絶えることがなく、居心地がとても良かったです。
そして終電が近くなりましたが、私はこのデート後に友人が主催する忘年会に参加する予定だったので
飲み会が始まる時間までテキトーに時間を潰しとくから、終電で帰ってね！
ひとりだと危ないから、飲み会が始まるまで一緒にいよう！
僕もその後は友達と飲みに行くことにするから。
と彼は終電で帰宅することを諦めたのです。
これが優しさなのか下心なのかまだ半信半疑だったので、とりあえず忘年会が始まるまでの間、ダーツやビリヤードなどがあるバーで一緒に時間を過ごしていました。
忘年会が始まる時間になり、友人に集合場所を確認するため電話をしていたら
まだデートした人と一緒にいるんだったら、連れてきたらいいじゃん！
という提案があり、そのことを彼に告げると
行きたい！
と乗り気の回答。
友達と飲みに行くのはいいの？
と尋ねると、実際に約束していたわけじゃく、知り合いがパーティーをしていたので、始発までそこに参加するつもりだったようです。
デート初日に私の友人に会う
それなら、一緒に私の友人の忘年会に行こう！
ということになり、初デートから数時間後に私の友達に彼を紹介することになります。
みんなかなり酔っていたので面倒くさかったと思いますが、文句のひとつ言わずに一緒に楽しんでくれました。
その後私は酔っぱらって寝てしまったのですが、始発が動き出すと私のことを起こして、駅まで送ってくれました。
しかもこの日のデート代はほとんど彼が出してくれていて、私の友達の忘年会だったというにも関わらずこの忘年会の私の分の飲み代まで支払ってくれていたのです。
（私は酔っぱらって寝ていたので、仕方なくだったかもしれませんが。笑）
初デートで酔って寝るなんてさすがに嫌われたかな～。次はないかな…
と思い、家に着きお礼と謝りのメッセージを彼に送ったら
楽しかったね！また遊ぼうね！
忘年会は少し大変だったけど（笑）次はいつ予定空いてる？
とお誘いメールが来ました。
どうやら嫌われていなかったようです！
結構、彼のことを疑っていたけど普通にいい人でした。（笑）
デート期間
2度目のデート
美味しいメキシコ料理屋さんがあるから一緒に行こう！
とお誘いを受けて初デートから2週間ほど経って、2度目のデートをしました。
メキシコ料理ってタコスくらいしか知らなかったのですが、さまざまな料理があると彼に教えてもらいながら楽しい食事の時間となりました。
21時くらいに食事を終えて
時間がまだ早いから映画を観よう。
結局この人家に誘ってきたな！やっぱりか！
と思っていたら10分ほど歩き、映画館に到着しました。
私は疑ってばっかりの嫌なヤツですね。（笑）
結局いい時間帯に見れる映画がなかったので、カフェで話をすることにしました。
お互いの家族のことや仕事のこと、恋愛観や趣味などの話をして、お互いを深く知ることができました。
すごく楽しくて3時間くらい語り合いました。
もっと彼と一緒に居たいなと思いましたが、終電の時間も迫って来たので、次のデートの約束をしてこの日はお別れです。
この人いい感じだな。
ちょっと好きになったかも。
3度目のデート
2度目のデートから数週間後、3度目のデートをしました。
前回話した時にお互い辛い食べ物が好きだという事を知ったので、今回は辛い物を食べるために彼の友人が勤めている韓国料理屋さんへ行きました。
彼の友人に会うのは始めてだったので少し緊張しましたが、温かく迎え入れてくれ、お店の方は私たちの仲も取り持ってくれているようでした。
将来のことや今後の夢などいろいろな話をして、あっという間に時間が過ぎ終電の時間が近づいてきたので、お店を後にします。
まだもうちょっと一緒に居たいな～。
だけど、もう終電だし帰らなきゃ。
今回は次のデートの約束してないな…
そして2人で駅まで歩いていると彼が突然、道端でひざまずき…
Will you be my girlfriend?（僕の彼女になってくれますか？）
と突然、告白をしてくれたのです。
イエス！
もちろんです！
日本と違いお付き合いを開始するときに告白をしない文化のアメリカなので、まさか告白をしてもらえるとは思ってなかったので、ビックリでした。
まとめ
こうして私たちはデーティングアプリで出会い、その後3回のデートをして正式にお付き合いをスタートすることになりました。
アプリ上で出会い、お付き合いまで6ヵ月ほどの期間でした。
デーティングアプリで出会ったと言うと大抵ビックリされますが、この方法でなければ私たちは出会うことはなかったでしょう。
アプリでの出会いが、まだポピュラーではない日本では賛否両論あると思いますが、私たちはこうしてお付き合いをすることになったので、私は肯定派です。
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